離婚?修復? 夫の気持ちを確認する方法
旦那の気持ちがわからない……旦那の気持ちを確かめる方法とは?
協議離婚とは、夫婦が話し合って離婚を決めること。もしも「もう夫婦としてやっていけない」と思ったとき、協議離婚という形を望むのであれば、別れへ向けてお互いの合意が必要になります。
たとえ妻が真剣に別れたいと決意していても、夫にまったくその気がなかったり、条件が折り合わなかったりする場合は、協議離婚は難しくなります(その場合、ゆっくりと時間をかけて戦略を立てて合意を目指すか、調停や裁判などの方法で離婚を進めていくことになります)。
だからこそ、離婚するかどうかを決める前に、夫の気持ちをしっかり確かめておく必要があります。ここでは、夫の離婚に対する気持ちを確かめる方法をご紹介します。
旦那の気持ちを確かめる前に、自分の本当の気持ちを確かめて
夫の気持ちを確かめる前に、まず大切なのが「自分は本当に別れたいのか?」ということ。あやふやな気持ちで離婚に踏み切るのは、「後悔」につながります。
たとえば、ときどきあるケースとして、他人の言葉を聞き入れ過ぎてしまう人がいます。夫婦の悩みが生じたとき、周りの人に相談したり意見を聞いたりするのは当然のことです。ただし、本人の事情を誤って解釈する人や自分の尺度で考える人の話ばかりを聞いていては、振り回されるばかりで誤った選択、方向に行きがちです。
なぜ離婚しようと思ったのか、結婚生活にどのような幸せを求めているのかを、損得、愛情の有無も含めて、 自分自身で真剣に考えて、はじめて離婚という決断をくだすほうが後悔はありません。離婚という最終の決断においては、夫や周りの人があっての自分ではなく、自分自身の存在を中心に考えることが必要なのです。
離婚したい夫の気持ち……修復のチャンスを与えることも大事!
「旦那の気持ちがわからないから……」という方は、夫があなたとの結婚生活を「もう一度やり直したい」と思っているとしたら、どうでしょう?
この場合は、その後の夫婦生活で、雨降って地固まるといわれるあらたな幸せを得るためにも、夫の気持ちが本心かどうかを見極めることが重要なポイントになります。
夫に修復のチャンスを与えることは妻にとっても自分を見直す大事なターニングポイント。急いで感情を走らせ離婚を決めるよりも、危機を乗り越え、反省や信頼を取り戻して修復した夫婦に訪れる幸せは格別です。
そこで、夫の本音を確かめるための3つのポイントについてお話ししましょう。
夫の気持ちを確かめる方法1:責任を自覚しているか?
浮気や借金、暴力など、明らかに夫側に原因がある場合、まずは夫が「自分の責任で離婚の危機を迎えてしまった」という自覚、反省があるか、ないなら気づかせられるかどうか、が重要なポイントになります。
たとえば、責任の所在の話をしたときに、心から責任を感じて謝罪してきたり、反省の態度を示したりしているときは、修復の可能性があると思っていいでしょう。
このとき「お前もいけなかったんだ」などと平気で妻に責任を転嫁してくるようであれば、前向きに話し合いを進めるのは難しいケースがほとんど。
ただこういう夫の気持ちを説明すると、修復はしたいが謝りたくない、謝ることが負けと、夫婦喧嘩の延長ととらえて甘えてくるケースも多いので、ここは感情をあえて抑えて「私はそういう弁解とか責任転嫁では戻る気持ちはもてない!」と気づかせることも大事です。
修復するには、まずは自分の非を認めて謝る勇気をもってもらうよう気づかせることがスタートになります。
夫の気持ちを確かめる方法2:話し合いに応じる気持ちはあるか?
離婚の話は、当然のことながら誰にとってもネガティブな気持ちになる、デリケートなもの。明るい話題ではないために、どうしても積極的にする気になれないのは仕方がないことです。ですが、現実的な問題として、話し合いは避けては通れません。
夫にこれからの結婚生活についての話し合いをもちかけてみて、応じるようであれば、修復または離婚といった新しい展開を受け入れる心の準備がある証拠。お互いの幸せのために建設的な話し合いのチャンスの可能性があります。
反対に、話し合いから逃げようとするようなら、たとえやり直したいという気持ちがあっても伝わらないことを知らせましょう。なしくずし的に元のさやにおさめようとする姿勢は、似たようなトラブルを繰り返すもとなので、夫にそのことを伝えるといいでしょう。
夫の気持ちを確かめる方法3:依存されていないか?
夫が妻に「別れたくない」と言う場合、もっとも多くは「楽しかった昔のような関係に戻りたい」という気持ちが根底にあります。その気持ちが本物であれば、そして妻も同様に思っているのであれば、修復するまでに時間はかからないでしょう。
ところが、ときどきあるパターンとして、離婚を望まない理由に「妻がいなければ自分の暮らしが成り立たない」という自分本位のものがあります。「1人では食事をつくれない」「家の中の何がどこにあるのかわからない」といった、生活が不便になることを恐れる身勝手な気持ちからくるものです。
この場合、なぜ別れたくないのかをとことん聞いてみることで本音が明らかになるケースもあります。
大切なのは、夫婦がお互いに、自分にも相手にも本音で向き合うということ。幸せになるための正しい選択をするためにできることは、たくさんあるといえるでしょう。