タイミングを見誤ると、スムーズにいくはずのこともこじれてしまい、損することになります。ベストなタイミングは半年後くらいでしょう。その間にしておく事は何があるか考えておくと良いでしょう。
◇別れようと思った日にすぐ離婚を切り出さない!
「別れましょう」と伝えるベストなタイミングはいつが良いのか、スムーズに話し合いができるよう、準備は入念にしましょう。
離婚を決めたら、そのほかの選択肢はなくなって、とにかく「別れて欲しい」「離婚したい」の一点張りになってしまいがちなのは女性ならではです。一度、相手のことを嫌いになったら、気持ちが元に戻ることがあまりないのと似ています。
ところが離婚を切り出す場合、一時的な感情や思い込みだけで突っ走るのは厳禁です。離婚を切り出すタイミングを見誤ると、スムーズにいくはずのこともこじれてしまい、自分が損をする可能性もあるからです
◇手紙やメールで離婚を切り出すのはダメ!
離婚は相手の同意が得られなければできないものですから、離婚をスムーズに成立させるためには事前の十分な根回しが必要になります。こちらが一方的に宣言しただけでは、相手の同意はまず得られないと思っていて良いでしょう。
「あなたとはもうやっていけません。離婚してください」という手紙やメールを残して家を出ていく人もいますが、離婚が夫婦の合意にもとづくものである以上、話し合いは避けて通れないものなのでやめた方が良いでしょう。
少しでも早く気持ちを切り替えられるように、新しい生活のスタートを切る準備を進めたほうが得策です。
◇別れを告げるXデーは「半年後」を目安に!
相手に離婚を切り出すタイミングは、「半年」が目安になるでしょう。よりスムーズな離婚を成立させるためには、半年間という十分な準備期間が必要になるので、離婚を決意した日から半年後に告白のタイミングを設定するようにします。
◇離婚を切り出すXデーまでにすべき3つのこと!
離婚を切り出すXデーを設定したら、離婚をするという事実がより具体的になって迫ってくるはずです。それまでは、ただなんとなく「別れたい」と思っていただけのことが、準備をはじめることでひとりで生きていく覚悟をしなければならないからです。
Xデーを決めた後ですることは大きく分けて3つ、あります。
■もう一度、離婚すべきかを考える
~どうしても離婚したいのか、自分にもう一度、問いかけてみてください。話し合って解決できること、お互いの努力次第で事態が好転することなどが別れたいと思う原因であれば、修復の可能性があるかもしれません。半年後、相手にしっかりと伝えるためにも、整理してみましょう。
■スムーズに離婚をするための作戦を練る
~離婚に向けての話し合いは、長引けば長引くほど、お互いにエネルギーを消耗するものです。もしも以下の案件に心当たりがありそうであれば、話し合う前に対策や解決策を練っておく必要があるでしょう。
【事前の対策を準備する必要があるケース】
・お互いの主張が強すぎる場合
・相手が意地になっている場合
・相手が優柔不断な場合
・親や子供の問題がある場合
■想定問答集を用意する
~もしもXデーに離婚を切り出した場合、相手がどのような反応を見せるのかあらかじめ考えておくのも大切なことです。たとえば、相手に「どうして離婚をしたいのか?」と聞かれたときに、「とにかく別れたい」では相手は納得できません。「こういう理由で離婚したくて、離婚したらお互いにこういうメリットがある」というように話しをしたほうが、説得力があるでしょう。「自分がこう言ったら、相手はこう切り返してくるかもしれない。そのときには、こう言おう」というように、想定問答を用意しておくことで、Xデー当日も冷静に話し合うことができるでしょう。